ある文系研究者の日常

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右カラムの歴史研究の項にも追加していますが、三重大学の山中先生のグループがタンロン王城跡の発掘を新規に開始され、その成果を扱うブログを開設されました。山中先生の本体ブログでも南郊壇訪問などうらやましい情報が溢れています(昨年に訪問した時は、急遽ユネスコの視察団とやらが来たお陰で訪問できずじまいでした。今思い出しても本当に腹立たしい!!!)。

いつ頃からか忘れてしまったが、ずいぶん前にWebcatが内部のシステムを変更したらしく、著者名での検索でのヒット率が大幅に低下して困っている。Webcatのデータはもともと寄せ集め的なところがあるし、実際の出版物自体が多様なこともあって、ある程度仕様が統一されていても、どうしてもばらつきがある。そこをどうも無理矢理画一化したらしいのだ。

例えば、ベトナム史の泰斗山本達郎氏の場合で行くと、著者に「山本達郎」と打ち込むと「該当件数は17件です」となる。しかし、ここに氏の代表作『安南史研究Ⅰ』や『ベトナム中国関係史』はヒットしない。前者は「山本達郎」、後者は「山本達郎」と入れないとヒットしないのだ。

とってもとっても不便なので何とかして欲しい。

クリスマス前からハノイ出張中なのですが、うー、もう殺されそう…。

穏やかな気候が続く。→夜もそれほど寒くないので交通量が深夜まで減らない。→朝起きたら既に埃と排ガスで靄っている。→雨が降らないので空気中の埃が掃除されない。→でも日和はよいので、皆な外出するする。→さらに靄が濃くなる。→にもかかわらず、タクシーの運ちゃんは窓を閉めない。→日に日に喉の状況悪化。

これで帰国した日本が極寒&強乾燥だったら、私の喉(だけでなく体は)はどうなるんでしょう…。

朝鮮王朝実録のデータベース日本語の解説ページができていた。あんまり使うこと無いと思うけど。便利なことは確かだな。

してるようですが。

円安に拍車がかかっているようで、もう泣きそう。

来月の海外出張は緊縮生活か?

師匠から指摘されて気付いたのですが、街中のいろんな所にATMが設置されてる。これって要するに、(1)停電リスクが低下した、(2)ATMが破壊されて現金が強奪される可能性が少ない(と設置者が考えてる)ということですよね。よく見るとベトナム人も結構使ってる。ということは(3)都市部住民に限っては銀行への信頼度が高まっているとも言えるかも知れない。

それから、(少なくともハノイでは)一時期激減してたシクロが増加に転じている模様。もはや庶民の足(大きな荷物を運ぶときとか重宝してた)ではなく、完全に観光に特化しているようで、旧市街以外ではほとんど目にしなかった。シクロって(大気汚染を除けば)乗っている分には気持ちいいんだけど、それ以外の交通手段を使っている人間には単に迷惑な物体なんだよな。ベトナムに来たからにはシクロに乗りたいという観光客の気分は理解できますが。

あと、ハノイ大史学科の院生達は優秀である。馬力もあるようだし、とても好感が持てる。のんきにブログなんぞやってる無職博士に彼らの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいと思った人がいたとかいなかったとか…。

本日より10日ほどベトナムへ。ボーイング737-800に乗り込んで夕刻ノイバイ空港に到着。

今回は久々に旧市街宿泊。Hoa Linh Hotelという所で、有名な古書店がすぐ近く。Deluxe Singleが25ドル/日(朝食無し)のところ、連泊割引で22.5ドル/日。しかも空港までタダで迎えに来てくれるとなるとDeluxeとは言いながらかなり悲惨な部屋が予想される。宿代をケチった自分のせこさに後悔し、不安を抱えながら、ホテルが手配したタクシーで市内に向かう。市内までの風景は格段に明るくなった。工業団地や郊外型新興住宅地があちこちにできており、夜9時を過ぎてもあちこちで電灯が見える。昔は道路の照明だけが誘導灯のように連なっていたものだ。

で、到着したわけだが、写真を見ても分かるとおりひたすらに広い。ベッド3つなんて使わないけど、かなりくつろげる雰囲気。また、通りに面しているので窓がでかくて部屋が明るい。テレビもNHK-BSが映る。ベトナムの安ホテル(だいたい一泊30ドル未満のクラス)は窓が無くて監獄みたいな仕様が多い中、この部屋は精神衛生上、大変宜しい。ただし設備的にはそれだけ。風呂には石けんしかなくてシャンプーも櫛もない。微妙なシャワーの配置など、やはり安宿の部類にはいる。机は一応あるけど小さくて、しかも机回りに卓上灯もコンセントも無くてラップトップはバッテリー駆動せざるを得ない。ネットも部屋からは繋げないし、ロビーのPCはセキュリティの不安はもちろんのこと、日本語を打つことができない(2台のうち1台では表示のみ可能)。清潔で服務員も悪くないから、立地と合わせて旅行客には悪くないと思う。でも仕事で使うにはちょっと…といった感じだろうか。

Hoa Linh Hotel

しかし、妙に涼しいのですが…。どう考えても大阪の夜より涼しくて過ごしやすい。外務省の赴任地区分でハノイは世界3大瘴癘地の一つとされている/いたらしいのだが…。これはいったいどういうこと?

研究会のため、盛岡に行く。例によってデジカメを忘れたため、写真は無し。新神戸から新幹線を乗り継ぎ、更に路線バスで1時間半。なかなかにハードな旅程だった。

研究会の報告(書評)は…、まぁ、お粗末な報告(書評)でしたが議論の呼び水くらいにはなったと信じたいところです。はい。他の方々の纏めおよび報告は大変に興味深くて勉強になりましたし、議論でも教わることが実に多かった。そういう意味で、私個人としては大変にトクした3日間で御座いました。

私の担当巻で個人的に一番笑ったのは、「16世紀の後半の地中海は、攻めて来るオスマン帝国を西欧が要塞線を築いて防禦するという状況だった。これの意味する所は、オスマン帝国は西欧に興味津々で、対する西欧の方はオスマン帝国に興味がなく拒絶基調だった。」という説明(大意)。要するにオスマン帝国=ツンデレ&ストーカー説である。

というのはこれの12番目。で、わたくしめも木曜のまなびの大、金曜は粟生間谷大へと日帰り出張しております、はい。

で、まなびの大への日帰り出張には恐ろしい罠が待っている。梅田から地下鉄で難波もしくは中百舌鳥で下車、南海・泉北高速鉄道でやっと目的地の和泉中央に着く。2時間では無理。で、何が罠かというと、中百舌鳥にも和泉中央にも天牛堺書店が駅改札すぐにあり、あろうことかワゴンセールまでやっている。難波は難波で天地書房&なんば書籍のコンビが待ちかまえている。これを振り切るのは尋常な精神力では難しい。本日も帰路に捕獲され、気が付くと戦史叢書の『シッタン・明号作戦』を持ってなんば書籍のレジに並んでいた…。

面白かった。私も練習して歴史漫談家目指そうかな。

なお、「ところでキミは本当にマンキューを読んだのかね?」とか絶対に聞かないように。

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