ある文系研究者の日常

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前日に九州国立博物館に赴く。持ち込まれたベトナム史料を閲覧させて頂き、意見交換する。中部の勅封など初見のものもあり、貴重な機会だった。また、茶屋新六交趾渡海図の別バージョンを拝見して、これまた貴重な機会を得た。

翌日は博多鴻臚館跡を見学に行く予定だったが、追いかけてきた校正仕事のため、博多の喫茶店にこもる羽目に。時間的には余裕があったのだが、精神的に疲労困憊。あきらめて新幹線でビールをかっくらいながら帰ることにした。前回は大雨のために断念したが、今回またしても訪問を果たせなかった。次回こそは…。

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グローバルヒストリー・セミナー

日時:2008年3月5日(水) 15:00-17:30
場所:大阪大学豊中キャンパス 法経大学院・総合研究棟 7階701(大会議室)
報告者: Professor Sven Beckert (Department of History, Harvard University, USA)
報告題目: The Empire of Cotton: A Global History
(現時点で、ペーパー等はありません)

大阪大学経済史・経営史研究会との共催です。

HP: Global History Online

Sven Beckert氏は、下記(HPから)のように、19世紀のアメリカ社会経済史で優れた著書があります。

近年は、グリーバルヒストリー研究に射程を広げ、Cottonをめぐるグローバルヒストリーで現在本を執筆中です。

今回のセミナーでは、その中身について語っていただき、日本やアジアにおける綿業研究との交流を行えれば幸いです。

今月初めに、ハーヴァード大学で、"Global History, Globally"と題する大規模な国際会議がありましたが、Sven Beckert氏は、その主催者でもあります。

グローバルヒストリー研究をめぐる、内外の研究状況も議論できると思います。今年度の最後を飾るにふさわしいセミナーになると思いますので、多数、ご参集下さい。

Sven Beckert, Professor of American History at Harvard University. He is the author of The Monied Metropolis: New York City and the Consolidation of the American Bourgeoisie (Cambridge University Press, 2001), an economic, social and political history of New York's economic elite and numerous articles on various themes in nineteenth-century history. His research and teaching focuses on the nineteenth-century United States, with particular emphasis on social and economic history. He teaches and writes on the history of capitalism, both in the United States and elsewhere, on the history of American business, on the history of labor in the United States, and on the Gilded Age. He is in particular interested in transnational perspectives on United States history and currently at work on a global history of cotton, to be published by Alfred A. Knopf.

右カラムの歴史研究の項にも追加していますが、三重大学の山中先生のグループがタンロン王城跡の発掘を新規に開始され、その成果を扱うブログを開設されました。山中先生の本体ブログでも南郊壇訪問などうらやましい情報が溢れています(昨年に訪問した時は、急遽ユネスコの視察団とやらが来たお陰で訪問できずじまいでした。今思い出しても本当に腹立たしい!!!)。

日本史研究会4月例会

日時:4月19日(土)午後1時半~5時
場所:機関紙会館五階 会議室
(京都市上京区新町通丸太町上ル東側地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩五分、市バス府庁前下車すぐ)

テーマ「海外史料にみる近世日本」

報告:
岡美穂子(東京大学史料編纂所)
「南蛮貿易商品の詳細価格について ―セビーリャ・インド文書館史料の分析から―」
鈴木康子(花園大学)
「オランダ史料と長崎」

近年の近世対外関係史研究においては、日本に所在する史料や刊行された海外史料に加えて、海外に所在する史料をも合わせて考察することにより、より多面的な実相を描き出す研究が進展している。また、こうした日本史研究者による海外史料の利用は、海外における日本史研究との交流を促進する意義も有している。

本例会は、日本史研究における国際交流を意識し、海外、特にヨーロッパを対象として取り上げ、海外史料利用の日本史研究における意義、海外における日本史研究の動向等について議論する場としたい。

入場無料。一般来聴歓迎。

問い合わせ
日本史研究会

いつ頃からか忘れてしまったが、ずいぶん前にWebcatが内部のシステムを変更したらしく、著者名での検索でのヒット率が大幅に低下して困っている。Webcatのデータはもともと寄せ集め的なところがあるし、実際の出版物自体が多様なこともあって、ある程度仕様が統一されていても、どうしてもばらつきがある。そこをどうも無理矢理画一化したらしいのだ。

例えば、ベトナム史の泰斗山本達郎氏の場合で行くと、著者に「山本達郎」と打ち込むと「該当件数は17件です」となる。しかし、ここに氏の代表作『安南史研究Ⅰ』や『ベトナム中国関係史』はヒットしない。前者は「山本達郎」、後者は「山本達郎」と入れないとヒットしないのだ。

とってもとっても不便なので何とかして欲しい。

海域アジア史研究会2月例会のお知らせ

◇日時:2008年2月22日(金) 14:00~
◇場所:大阪大学豊中校舎 文学部棟3階 A31教室
http://www.let.osaka-u.ac.jp/graduate/map.html
◇内容:
芳澤元 氏(大阪大学):研究報告「室町期の渡唐天神説話の展開と禅宗 ―応永年間の文壇と室町殿・大内氏―」
コメント:藤田明良 氏(天理大学)
※通常と曜日・開始時間が異なります、ご注意下さい。
※耐震補強工事中のため、会場が変更される可能性があります。ご注意下さい。
◇問い合わせ先:
海域アジア史研究会ウェブサイト:http://homepage2.nifty.com/PHASU/mah-mirror/
大阪大学大学院文学研究科 東洋史学研究室気付
〒560-8532 豊中市待兼山町1-5

採点に疲れて「もう記述式のテストなんてやらねーぞ!」状態のところで、こんなニュースに遭遇した。

講義ノートは、キャンパスの近くに販売店で1冊500~1000円程度で購入できる。執筆者は学期始めに募集され、1教科(2単位)1万円前後が報酬。ノートによっては過去問が付いており、1教科につき1つのノートが販売されている。業者によるノートの選別があるが、購入者は購入時に中身を見ることが出来ないので、ノートの質は様々。購入者は賛否両論の意見だ。

http://www.unn-news.com/newsflsh/bunka/20080203131033.htmlより

レポート代行業者は知っていたが、ノート屋さんというのははじめて知った。ノートテイカーにはけっこうな金額を支払っているようだが、いちおう商売としても成り立っているらしい。仮に執筆者への支払いが1万円、売価を800円とすると、125冊売ってやっと執筆者への支払いの元が取れる状態。紙代とか印刷費を入れて、「利益」と呼べる程の売り上げとなると、200冊は欲しいな(それでも厳しいか?)。(我ながらアホすぎて、顔から火が出た。小学校レベルの計算もできなくなってるとは…)そうすると、大規模でマスプロ講義が多数の大学じゃないと成り立たないですね。

過去問と違って、まさにその学期のノートだから、出来が良いノートならば試験・レポート対策に有効なのは確かだろう。資格関係科目や積上げ型の科目だと、本人の独創性を試すわけではないから、凝った試験を作るのにも限界がある。教員側の対処法としては、期末試験一発勝負ではなく頻繁に小テストするとか、ノートを提出させるとかくらいかな。逆にこういう科目だと、他人のノートを使おうが何しようが、勉強して授業内容を修得すればよいという考えもありうるが。まー、身に付かないわな、普通。

となると、私みたいな毎年喋ることは変わるし、試験問題はその時の気分で考えるから過去問が役立たない型の講義(やや誇張)の方が、こういうノートの有用度が高くなるのかも知れない。う~ん、ノートとれないような講義をするわけにも行かず、かといって必修でもない般教科目で頻繁な小テストとかやると、やる気無いヤツ大集合になりそうだし、それは勘弁だ。そもそも「出席は取らない。理論的には一回も出なくても、ちゃんと勉強してテストで合格点を取れば単位出します。」と宣言してるわけで、その理屈「だけ」から行けば対策すべき事では無いような気もするしなぁ。

ま、来年度に考えることにしよう(笑)

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